セラミックスインレー/オンレー奥歯の白いセラミック詰め物

前歯だけではなく奥歯の銀歯などが目立って気になるので白くしたい、また金属アレルギーが気になるというケースがあります。そのような患者様へは、セラミックスインレー/オンレーという白い材料を用いた詰め物治療をご紹介いたします。

症例

症例1

術中はラバーダム防湿を必ず行い接着の強度を高めるようにしています。

症例2

術中はラバーダム防湿を必ず行い接着の強度を高めるようにしています

症例3

術中はラバーダム防湿を必ず行い接着の強度を高めるようにしています

症例4

術中はラバーダム防湿を必ず行い接着の強度を高めるようにしています

テーブルトップオンレーオクルーザルベニア

セラミックスインレーよりも薄く、歯の頭のてっぺん部分に薄く貼り付けるタイプのセラミックスです。テーブルトップオンレー、オクルーザルベニアとも呼ばれます。侵襲が広すぎてセラミックスインレーでは不可な場合、冠全体を被せるオールセラミックスクラウンほどではないケースに、治療可能な場合があります。

ヒビ（クラック）が入った大きなレジン充填をテーブルトップオンレーで修復

過去に大きなレジン充填を行った奥歯ですが、ヒビ（クラック）が入り、中の黒い虫歯も透けて見えて限界をむかえているケースです。奥歯7番はテーブルトップオンレーで修復、奥歯6番はジルコニアクラウンです。ほぼ歯の頭の部分だけを薄く削って接着するテーブルトップオンレー、歯の冠全体を大きく削り被せているのがジルコニアクラウン、あなたならどちらがよいですか？

セラミックスインレー/オンレーの特長

• 透明感が高いため、セット後は装着する歯（支台歯）の色を反映し、より自然な色を再現できる
• 唾液の吸収がないため口臭の心配がない
• 変色の心配がない
• 天然歯と見分けがつかない
• 汚れが付着しにくい

銀歯以外にも黒い詰め物（アマルガム）は近年アレルギーが問題視されており、特に除去をおすすめしております。

よくあるご質問

セラミックスインレーはどれくらいもちますか？

定期的なメンテナンスを行うことで、永年にわたり維持できますが、金属の詰め物と比べるとやはり多少破切などのトラブルは考えられます。しかし一度装着してしまうと比較的丈夫です。
10年以上何の問題もない方も多くいらっしゃいますが、患者さんの噛み合わせなどにより個人差はあります。

直接詰めるダイレクトボンディング法との違いは？

歯科医師が詰め物を直接充填して詰めるダイレクトボンディングとの大きな違いは、歯を削る量が多いか少ないかです。詳しくは奥歯のダイレクトボンディングをご覧ください。

奥歯のダイレクトボンディング

セラミックス治療の内容・リスク副作用など

ここでは、医療広告ガイドラインに基づき、歯科治療におけるセラミックスインレー/オンレーやオールセラミックスクラウン等の詰め物・被せ物のセラミックス治療についての治療内容・リスク・副作用について記述いたします。

治療内容・このようなケースに

虫歯治療後もしくは見た目の問題で歯を白くしたい場合など、歯の一部または大部分を失った場所に対してセラミックス素材の詰め物・被せ物を接着して見た目・咬み合わせの回復をはかる治療方法。

• 虫歯治療後の詰め物・被せ物を白く希望される場合
• 現在の金属の詰め物・被せ物が取れたり欠けたりして、再治療に白い物を希望される場合
• 現在の金属の詰め物・被せ物に問題はないが、見た目を自然に白くしたい場合
• 金属アレルギーのある方、または心配な方に
• 現在の詰め物・被せ物・ブリッジに違和感・不調のある方などに
• 歯茎との境目が黒ずんで気になる方に（メタルタトゥー）

健康保険と自費の適用について

セラミックス治療は、自費診療となり健康保険対象外です。

未承認医薬品、医療機器等の使用の有無

当院では、セラミックス治療において国内で承認されていない未承認医薬品、医療機器等を使用しておりません。

リスク・副作用

• 金属単体のインレー・クラウンより若干、歯の体積を削る量が多いことがあります
• 個人差により、ごく稀に欠けたり壊れる可能性があります
• 事前に神経の処置（根管治療）や土台（コア）の処置が必要となることがあります
• 咬み合わせ・歯ぎしりの強い方は、破損防止のためにマウスピースをおすすめすることがあります